
ひきこもり当事者への居場所の提供
ひきこもっていたり、生きづらさを感じている人が自由に来てもらえる環境を作りたい
COCOいこっとを立ち上げて、第一の取り組みが「ひきこもりの方への居場所づくり」でした。
ひきこもり当事者が外へ出るときの第一歩目、あるいは歩き出す前の準備体操、自分を否定されないような場所。
社会へ出てみましたよという人からも、「たまに戻って来られる場所」「落ち着けるホッとする場所」という声が多く、毎週決まった時間に開けています。
開放時間中は途中参加・途中退席OK。そのときに居るメンバーによって少しずつ雰囲気も変わります。静かだったり、にぎやかだったり。
利用者のほとんどはひきこもりの方で、多種多様な悩みを抱える人たちが集まって交流したりしなかったり(?)、皆でのんびり過ごしています。
活動は週に2回で、だらっとする日・ボードゲーム・ものづくり・料理・ハイキングなど毎月当事者たちで話し合って予定を決めています。
初めて来られる時は不安だと思います。無理に喋ろうとしなくても大丈夫です。10分で帰ることだってできます。よかったら一度来てみませんか?
直接的な問題解決には繋がらないかもしれないけれど、あなたの新しい居場所を持つことで、心の負担を軽くするお手伝いはできるかもしれません。
「COCOいこっと」の名の通り、「いこっかな」「やめとこっかな」で気軽に行けるような場所になれば嬉しいです。
イベント活動を月に一度しています
- 夜いこっと(ちょっとした飲み会、二十歳以上はお酒OK)
- 近所にある山へハイキング(大阪府阪南市にある「わんぱく王国」)
- お花見
- 野外バーベキュー
- キャンプ場で流しそうめん
- 新年餅つき大会
- 忘年会
- クリスマスコンサート
- 「日本レトロゲーム協会」に見学
- 他団体との交流会(ヴィダリブレ、玉田山荘、B型作業所)

ひきこもりの子を持つ親御さんへの個別相談
『ひきこもり問題』は、ひきこもり当事者も、周りの方(ご家族)たちも大変辛いものです。
「この生活がいつまで続くのだろう」「子どもへの声かけが疲れる」「ちゃんとお金を稼がないと」「自分が死んだらこの子はどうするのだろう」
そんな思いをずっと抱えながら、懸命に家族の中でどうにかしようとされているお話を多く伺ってきました。
一口に「ひきこもり問題」といっても、悩みや解決法はその問題に関わるひとの数だけあります。
COCOいこっと ではそんな方の思いや悩みを聴き、問題解決に向けて一緒に歩んでいきたいと個別相談を受け続けています。
一人でいるとき、考えに考えても出口が見つからなくて心は沈むばかり。
私にもそんなことがあります。
そんなとき何気ない、他者のふとした言葉で心に光が灯ることがありました。
悩み苦しむ時間も、次のステップに進むために必要な時間なのかな、と私は考えています。
ちょっと休憩して一緒にお話しませんか?
立ち止まって一緒に考える時間もいいものだと思います。
ご相談は随時受け付けています。
お宅に訪問しての相談(アウトリーチ)も行っております。
お一人やご家族だけで抱えているお悩み、どうかお気軽にご相談ください。
住民主体「訪問型サービスB」
大阪府阪南市エリアを中心に、元ひきこもりのスタッフがお宅に訪問して様々なお手伝いをしています。
ご高齢の方、特に要支援の認定を持たれている方がよく利用されています。
ご高齢の方と、元ひきこもりの方が触れ合うことで、お互いのコミュニケーションが出来ればとの思いから活動しています。
庭の草むしり、部屋の片づけ、電球交換、パソコン・スマートフォンのレクチャーなど。
「専門の業者へ頼むほどでは無いけれど、身近にある困りごと」を幅広くお手伝いしています。

500円カフェ
地域活性化および、交流を目的としたワンコインビュッフェです。
COCOいこっとの居場所の利用者の方、住民主体の利用者の方など、地元の方々が気軽に訪れてくれています。
もちろん初めて来られる方も大歓迎です。
皆さんの笑顔を見ることで、繋がりの大切さや多くの方に支えられていることを改めて実感します。

地域食堂「いこっとや」
COCOいこっとと、地域の方たちが力を合わせて開催している地域食堂です。
ひきこもり支援にも共通する、孤独・孤立の苦しさ・行く場所がないなど、という問題に食を通じて、安心して集まれる場所・寂しくならない場所にできないかと思い、活動しています。

フードパントリー
フードパントリー(Food Pantry)とは、食の支援が必要な方が無償で食品(米、野菜、冷凍食品、レトルト食品など)を受け取れる活動です。
ご家庭や企業・団体からフードバンクやフードドライブに寄付して頂いた食品を、各団体が地域へ再分配することで食に困っている方を支援するとともに、食品ロス問題に取り組んでいます。

COCOいこっと 活動概要
1.居場所
ひきこもり問題や生き辛さを抱える、ひきこもり当事者のための居場所を提供。
ボードゲームやテレビゲームなどで他者との触れ合いを目的とする。(途中参加・途中退席歓迎)
夜いこっと(飲み会)等のイベントも開催しています。
2.個別相談
ひきこもりの子供を持つ親御さんへの個別相談。
アウトリーチ(出張相談)も行っています。
3.住民主体「訪問型サービスB」
主に要支援者の方を対象とした、日常の困り事を解決するサービス(草引き、電球交換など)
大阪府阪南市からの委託事業で、住民が主体となって取り組んでいます。
4.500円カフェ
地域活性化及び交流を目的にしたワンコインビュッフェ(限定50食)
奇数月の最終土曜日の昼に開催しています。
5.地域食堂「いこっとや」
生活困窮者の方を対象とした地域食堂(大人300円、子供100円)
毎週木曜日の夜に開催しています(500円カフェのある週は休み)
フードパントリー
生活困窮者の方を対象とした無料の食料分配イベント。
偶数月の第3水曜日に開催しています。

