能登災害支援<11月>

能登災害支援のご報告とお礼

このたびは、能登災害支援にご協力いただき、誠にありがとうございました。ここに、訪問先ごとの活動内容と皆様への感謝の気持ちをお伝えいたします。

◆珠洲市石尾集落での活動報告

11月6日に出発し、7日の午前9時前に珠洲市石尾集落に到着いたしました。集落では、いくつかの家屋が解体され平地になっている場所もあり、崩壊した集会所もすでに撤去が完了していました。お住まいの方々は散り散りになり、一部の方々は仮設住宅に移られている状況でした。また、加賀市や金沢市へ避難された方もおり、中には行き先がわからない方もいらっしゃいます。集落の方々からは「もう2度と皆で集まることはできないのでは」との悲しみの声もありました。

以前の炊き出しの際に撮影した集合写真をお渡ししましたが、その写真を眺める住民の方々の表情には、深い辛さが滲んでいました。この集落に暮らしていた皆さんが元通りに集まることが難しい現状を痛感し、改めて支援の大切さを実感しました。

また、珠洲市には多くのボランティアが入り、地域の人々が支え合っている様子も目の当たりにしました。仕出し屋のおばあさんが、ボランティアの方々のためにカレーを振る舞い、温かい交流が生まれている話も伺いました。

◆輪島市での状況確認

珠洲市での活動後、豪雨災害の被害が深刻な輪島市へと向かいました。能登半島中央の主要道路以外は通行止めの箇所が多く、迂回して輪島市に到着した時には、豪雨災害の甚大さを改めて感じました。ニュースでは伝えられていない孤立した村や、倒壊した建物が解体途中のまま残っている町が広がっていました。

現地の方々からは「自分たちのことを忘れないでください、それだけで十分です」とのお言葉をいただきました。皆様にこの状況をお伝えすることが、現地の方々の想いに応えることにつながると感じています。

最後に

8日の早朝、無事に阪南市へ戻りました。今回の活動を通じて得た情報や現地で感じたことを、この文面を通して皆様にご報告いたしました。現地の復興には、まだ多くの支援が必要とされています。引き続き、温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

心より感謝申し上げます。   文・梅川

douro
村の皆さんが、仮設住宅に行ったり、身内のところに行ったりと、チリチリになり集まれなくなった。
解体も進んでいない、道路も修復できていない
右上の写真は、自衛隊の支援がなくなったあと、現地の皆さんが利用している温泉です。

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